~目次~
紹介編 (Prominence3Dについて)  
基礎編① パーティクルの動かし方 基礎編② ノードの親子関係
応用編① レーザーっぽいエフェクト 応用編② 斬撃っぽいエフェクト
使ってみた感想  

Prominence3Dで作ったエフェクトはフリー公開してます!(ツール作者様のサイトへ)
→ 会話用 物理攻撃 魔法攻撃

 

ようやく実践的なエフェクト制作の話です! 今回はレーザー…というか、もっと具体的に欲しいエフェクトがあったので作ってみた、というお話。

マスタースパークを作ってみる

自分達が現在制作しているゲームは東方Project二次創作のRPGでして、そこに「霧雨魔理沙」というキャラクターが敵ボスとして登場します。下の画像はゲームのスクリーンショット。真ん中に立っている敵が魔理沙です。

bandicam 2016-05-03 17-41-58-725

魔理沙の必殺技といえば虹色の極太レーザーをぶっ放す「マスタースパーク」。というわけで、マスパのエフェクトを作ることにしました。原作のゲームや他の二次創作ゲームを見れば見た目はすぐイメージ出来るのですが… 正面に立っている敵が自分達にレーザーを撃つ…って、どんなエフェクトなんだ? 原作は縦スクロールシューティングなので上下に伸びるレーザー。明らかにこの場面には不適当です。どうしたものか…よし、他のゲームを真似しよう!(ぇ

エフェクトの参考として他のゲームの動画はよく見ますが、今回は可愛らしい雰囲気を演出したいので王道RPGというよりアニメちっくな演出の多いゲームを参考にしています。ディスガイア6、サルゲッチュ3、ペルソナ4、新世界樹の迷宮2などなど。(アトリエシリーズはエフェクトに関しては意外と王道だからイマイチだった…)

で、探していたら、参考になりそうなエフェクトを見つけました。下の動画の2:08辺り。

なるほど、画面の斜め奥から手前にビームが伸びればカッコいい。斜め奥からレーザーを発射するエフェクト…カメラ機能を持ったProminence3Dなら何とか作れそうな気がします。 しかし、一から作るとなるとどこから手を付ければいいのやら。何かお手本になるものは無いだろうか。。

hadou_hou

と思ったらProminence3Dのサンプルエフェクトの中にありました「波動砲.crn」です。よし、コレをパク…参考にしましょう。サンプルと素材についてはご自由にって書いてあったからね、このエフェクトを改造して自分のゲームに組み込んでも大丈夫のはず。

この「波動砲.crn」サンプル、レーザー本体に関しては画像を1種類しか使っていません。広角弾とウロコ弾のエフェクトでもお世話になった「軌跡A_黄」だけです。

軌跡A_黄 

この画像の高さを激しく変えることでレーザーがブルブル震える様子を表現してたのね~。コレを太くするだけでも良いかもしれない。ちなみに【サイズ】タブの高さは下記の曲線で設定されています。

bandicam 2016-05-24 21-44-46-501

この「サイズ【高さ】」の曲線を下記のように操作。小技ですが、Shiftを押しながら曲線をドラッグすると形はそのままに曲線が上下に移動します。

bandicam 2016-05-24 21-53-14-902

本来は「ビーム縦」「ビーム横」の2つのノード(【形状】タブの向きが異なる)によってレーザー本体を表現しているのですが、ビームを太くすると黄色い筋?が目についたので、「ビーム縦」のノードは消しちゃいます。(GIFのため画質がイマイチです)

msp_5
うーん、これだと虹色のレーザーに出来ない(黄色い画像一枚だけですし) そこでノードを複製して、赤青黄の3種類のレーザー画像を重ねてみます。

msp_6

全然虹色っぽくない…単に重ねるだけじゃダメみたいです。赤、青、黄が周期的に重なりあって、赤→ピンク→青→オレンジ、と次々変化してくれないとマスタースパークっぽくない! しかし画像を移動させたらレーザーの形が崩れるだろうし…

そこで、レーザー本体の画像の出し方を変更。これまで、レーザーを作る3つのノードは「1枚だけ画像を出して、エフェクト開始から終了まで拡大縮小を繰り返す」としていました。それを「同じ画像を10フレーム毎に繰り返し生成して、20フレームでフェードアウトさせる。サイズに10%の誤差を付加する」として、赤・青・黄の画像が不規則に重なるようにしました。併せて、【サイズ】タブの高さも再調整。

msp_3

虹色っぽくなったかな? とりあえずレーザー本体はこれでOKとして、あとは飾り付けをします。

まず、ビームと同じ向きに星の画像を沢山だします。(【移動】タブで一方向(右)に設定)
msp_4

あとは、エフェクトの最初にチャージ演出を付加。【移動】タブの「吸引」を使って、発射点と同じ座標(-130,0,0)に光の粒が吸い込まれるようにします。
msp_2

最後にカメラ位置を調整して、完成です! (発射点のエフェクトはほとんどそのまま使っちゃってます)

完成したエフェクトはこちらでダウンロード出来ます!使ってみてね~。

ちなみに、オマケでつけた星の画像はIllustratorで無料のパターン素材を使って作りました(→素材サイト)。

スター(マンガ風)4スター(マンガ風)3スター(マンガ風)2

デザイン素材ならゲーム素材よりも桁違いに大量のフリー素材がありますからね!ある程度画像加工が出来るとこういう時に便利です。このお星様の画像は他のエフェクトでも時々つかってます。

次回は斬撃っぽいエフェクトについて書きます。

→次の記事へ(応用編②)