只今はRPG+αを作成中・・・

楽屋裏コーナー


楼情曲の楽屋裏。


このページは多大なるネタバレを含みます。注意!

 

↓この先、地下673m

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スペルエフェクトと騒霊の話 by ekus-U


ここでは「月下楼情曲」の中にこそっと仕込まれた、キャラや本編ストーリーに絡んだ小ネタについてお話しします。こういった演出の小ネタ一つで色々深読みするのも楽しみの一つ(?)。これらの小ネタに一つでも気づいていた方、貴方も回収されない伏線は脳内補完しちゃうタイプですね?今度一緒に飲みに行きましょう。

各ボスキャラのスペル発動時の帯について

スペルカード発動時には、「spell card attack」の言葉と共に各キャラを象徴するエフェクト(帯)が現れます。実は、各キャラ毎に特有の意味が隠されているんです。
1面ボス、メディスン=メランコリーの帯は、植物をイメージした模様に「Sweetness in lily of the valley, Guardian of the garden」(鈴蘭の甘美、庭園の守護者)と描かれています。鈴蘭の花言葉や「(毒を以て)庭園に侵入した者を阻む」という伝承に由来します。



2面ボス、トーテンタンツの帯は、鎖と折れ朽ちた両手剣(ツヴァイヘンダー)が描かれており、刻まれた文字はドイツ語です。「Heilige Flamme, gluh', Gluh' und erlosche nie」(聖炎よ、燃え上がれ。赫々として絶ゆること勿れ。…『皇帝陛下万歳』より(英国国歌「神よ(女)王陛下を護り給え」の曲に歌詞を付けた、ドイツの皇帝賛歌)いかなる時も姫を守る騎士のイメージですね。





そしてプリズムリバー3姉妹(ルナサ、メルラン、リリカ)の帯は共通してある楽譜が用いられています。とあるクラシック曲の冒頭の小節を帯にしているのですが、その答えは後ほど、魔法陣の解説と一緒に。
 



 

 

プリズムリバー3姉妹の魔法陣について

プリズムリバー3姉妹がスペル発動時に見せる魔法陣には、特別な意味が込められています。




まず3人に共通しているのは、各人の楽器と演奏スタイルがモチーフであることです。ルナサはバイオリン、メルランはトランペット、リリカはキーボード(+シンセサイザ)で、各楽器のイラストに自己流の魔術回路(?)を組んで魔法陣らしくしています。それぞれバイオリンの絃、ホルンを模した管、シンセサイザのパーツ(殆ど隠れてますが)が回路となり、その上を呪文が走っています。この呪文は3人の各担当バートを象徴する言葉、ルナサなら「冷静・憂鬱」メルランは「歓喜・活発」リリカは「中庸・幻想」を意味する音楽用語が描かれています。例えばamarezza(悲哀)vivace(生き生きと)fantastico(空想的、幻想的)など。英語の筆記体で描かれているので、戦闘中でも頑張れば解読できるかも。
 各魔法陣についてもう少し。リリカの場合、外周に音符を模したキーボードがありますが、実は下層にはビッシリとシンセパーツ(波形編集の画面、音を調節するフィルタ、操作用のダイヤル等等)が詰まっています。裏で何か画策していそうな彼女に対する自分のイメージが反映されていますwメルランはトランペットとホルンを模したパーツで巨大な金属管回路を作っています。3つともそうですが、魔法陣というよりスタンドやペルソナに近いイメージ…顕現した力の象徴のような(うーん、良い例えが思いつかない…)。
 




そして本作のメイン、ルナサの魔法陣ですが、ここが一番、作品の核に絡む演出を含みます。キーワードは「二つのバイオリン」。作中で彼女は、亡き末妹であるレイラと共に戦っている…と思い込んでいます。その「共に在りたい」という思いの象徴が自分と妹、二人分のバイオリンがつながり、合計8本の絃が綾取りのごとく絡み合った彼女の魔法陣として結実したわけです。
 ここで先ほどの「3姉妹の帯の楽譜」の答えですが、J.S.バッハ「二つのバイオリンのための協奏曲」(分類名:BMV1043)です。ラスボス戦後半のBGM「4人目の騒霊のための協奏曲-All for Layla-」はこの曲の第一楽章アレンジです(原曲は全部で3楽章)。「全てはレイラのために―」つまりそれは、3姉妹が最早居るはずも無い末妹のために奏でた鎮魂曲。バイオリン、トランペット、キーボード、そしてもう一つのバイオリン。各パートを意識して聞いてみると彼女たちの思いが聴こえてくる、かもしれません。




…そして戦いが終わり、流れる曲はBMV1043第2楽章アレンジ。現世の恨みを忘れられない亡霊たちへ、最後にルナサが贈る精一杯の手向けの言葉。
ルナサの、末妹への思いは叶いませんでした。しかし、教会に住む現世の亡霊達、その霊気に触れて彼女たちは昔を思い出した様子。それはまだレイラが幼かった頃の記憶。そこで彼女たちの思いは少しだけ報われるのです。これが3姉妹の魔法陣の共通パーツ(中央部分)に関係するのですが…この部分に関しては、いつか作品を通して語ることができればと思います。  

ではでは、彼女たちの新しい物語が紡がれる、その時まで。

 

 

スペルカード誕生秘話 by 子梨


スペルカード名、読んでますか?
ほとんどの人は読む余裕なんぞないでしょう。スペルプラクティスモードでもあれば別として。
しかし、いつの日かスペルリザルト画面をご覧ください。実はこの作品のスペルカード名には、原作にも負けず劣らずあまたのパロディが盛り込まれているのです。
このネタ知ってる…ちょwwお前wwなどと、一時の幸せを味わえるかも知れません。ここでは、特に子梨の思い入れの強いスペルと、その由来をいくつか紹介します。



霧符「倫敦の煙霧」

1面ボスメディスン・メランコリーの第1スペル(Hard以上)。





ダブルスポイラーを結構プレイした方ならもれなく「遊行聖」を思い出すでしょう。原作のパロディスペルの一つです。
「霧の倫敦(ロンドン)」という言葉がある通りロンドンは霧が出やすい都市の一つですが、かつて石炭燃料が普及した頃のロンドンでは、ただの霧ではなく、まさに毒霧と呼べるような公害問題が起こりました。石炭を燃やしたときに発生するすすなどは、水蒸気の核となって霧を発生させやすくさせますが、これに石炭由来の硫酸などが溶け込み、強い酸性の霧となってロンドンに停滞したのです。
特に大規模な被害が起きた1952年の冬には、目や喉を刺激する煙霧によって、例年よりも一万人近い死者が出るという大惨事となりました。
近年は車や工場からの排気ガス対策も進み、大気は一時期に比べかなりきれいになったといいます。大気は膨大な量が存在するために少しくらい汚しても気づきにくいものですが、逆にどこにでも存在するために汚してしまうと取り返しのつかないことになります。…ええと、何の話でしたっけ?
 


恋符「ポーションNo. 9」

2面中ボス、リリカ・プリズムリバーの第1スペル(Normal以上)。





意味が分かりにくいスペルの一つです。ポーションNo. 9の元ネタは、1950年代くらいの「クローヴァーズ」というグループの曲「Love Portion No. 9(邦題・恋の特効薬)」から取っています。だから恋符なんですね。ちなみに魔里沙と同じ「恋符」を使ってくるのは、恋符を使えるのはお前だけじゃねぇぜ! というリリカの挑戦でもあります。
弾がリリカ周辺でハート型になるのがポイントなんですが、実際見てる余裕はありません。
そして、この「9」という数字にも小ネタが。「9」がつくスペルカードとして思い出されるのは美鈴の「セラギネラ9」で、あれは紅魔郷のNo.9のスペルカードでした。
今作では、ゲームを進行していく上でのボスの攻撃(通常含む)が、このスペルで「9」つ目になっているのです。
 


「メメント・モリ」

ラスボス直前のトーテンタンツのスペル。(Hard以上)





単語自体は聞いたことがある方も居ると思います。
「メメント・モリ」は「死を想え」という意味のラテン語。黒死病などで死の舞踏が美術の題材として流行った頃のキーワード。トーテンタンツというのがそもそも「死の舞踏」を表すドイツ語であります。
さて、このスペル、いわゆるCaveシューティングをやった方は気づいたかも知れません。弾幕シューティングの名作、「怒首領蜂 大往生」の裏ボス、「緋蜂」の最終攻撃、通称「洗濯機」のオマージュになっているのです。↓確認のVTR(1:04~)

まあ、Lunaticでも元ネタの洗濯機に比べれば赤子みたいなものですけどね! 私は今作Hardでもきついです。
で、なぜ「メメント・モリ」なのか。怒首領蜂シリーズには、名言と言える一つの台詞があります。


「死ぬがよい」

死ぬがよい…死を覚悟せよ…死を想え…メメントモリ…つまり、こういうわけです。
 


騒葬「コープスアンサンブル」

ルナサ・プリズムリバーの第4スペル(Normal以上)。





ルナサが三体の幽霊を操って攻撃してくるスペルです。プリズムリバーのテーマ曲「Phantom Ensemble」ともかけていますね。
ところで、三体の幽霊はそれぞれビジュアルが違っています。目がなかったり頭がなかったり…実はこの幽霊は「コープスパーティー」というホラーゲームに出てくる幽霊三人組に酷似しているというパロディなんです。
ゲーム屋で「コープスパーティー」と店員に言うと高確率で「コークスパーティー」と間違えられる程度の知名度は高くないゲームですが、私は大好きで一通りプレイしています。
ちなみに、こいつらはそれぞれ弾幕も原作に準拠しています。錆び付いた鋏で舌を切り取ろうとしてくる中央の「管乃雪」、突然目の前に現れて襲ってくる左の「吉沢遼」、そして高速で壁に叩き付ける(通称『パァン』)右の「辻時子」。しかしひどい初見殺しである。
 


狂奏「限界フォルティシモ」

ルナサ・プリズムリバーの第5スペル(Hard以上)。





原作のおくうの「地獄極楽メルトダウン」と諏訪子の「ミシャグジさま」を併せたような…え? 全然違う? …私は結構好きなスペルですが、交差弾が嫌いな人にとってはまさに地獄のようなスペルです。
格ゲー好きならピンとくるかも知れませんが、「ギルティギアXX」という格闘ゲームのラスボスに相当するキャラ「イノ」の必殺技「限界フォルテッシモ」(ッとィの違い)が元ネタです。二人とも音使い。バイオリンとギター。髪型も似ているような(と聞いて「俺好みのキャラか!?」と考えてしまうと痛い目に遭う可能性が)。
なお私はギルティギアはヘタレです。イノには退屈通り越してムカツかれます。

 

 

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